「辰巳芳子の展開料理〜応用編」並んでいます。

みなさん、こんにちは!
最近、ブログの更新間隔があきがちで申し訳ありません。。。
先週末は、鎌倉教室の日。用事があって欠席してしまったので、残念ながら、その様子をお伝えすることができません。事前に伺っていた予定では、「さつまいものポタージュ」「牡蛎チャウダー」でしたが、どうだったでしょうか?


さて、前回お知らせしました「辰巳芳子の展開料理〜応用編」は、もうご覧になりましたか?この本を見ていて改めて考えてしまったのは、展開と使い回しの違い…といいますか姿勢の差というようなもの。
辰巳先生の"展開"した先は、どれもが同格。元の料理も展開した料理も、どちらも立派なメインの一品であったり、美味しそうな副菜だったり。順番も、一方向に流れるのではなくて、逆向きも大丈夫なもの。
使い回しは、個人的な偏ったイメージかもしれないのですが、"残り物をどう扱うか"というような姿勢だったかなと思うのです。なので、少しずつ気持ちや格が下がってゆく…ような。例えば、夕食の残り物は、別の形で翌日の夕食には上らず、朝とか昼にささっと食べられるものとしていただくように。
みなさんは、どんなことを感じられましたでしょうか?


ところでいつものことながら、この本もページをめくる度に「美味しそう」→「食べたい」→「今度やってみようか」と刺激されて、それだけでも楽しくなってしまいます。ちなみに、目次はこんな構成です。

1 肉料理
2 魚料理
3 卵料理
4 野菜料理
5 献立のたて方

辰巳先生というと、"スープの人"ですが、それは発露の一部なのだと改めて思わずにはいられません。関係性を整理して、体系化され、それを展開として実践し、修正する。そういうことを繰り返してやって来られた集大成ともいえるものが、この本に思えてきます。


次の自分の候補として今考えているのは「鯖」。まずは〆鯖をやってみたいと。ただ自分の場合は、展開に回すものがなくなってしまうような食べ方になってしまうのが、最大の問題ですが(苦笑)。

辰巳芳子の展開料理―応用編

辰巳芳子の展開料理―応用編