医療関係有志の方々の特別講習会(1)

やっと気持ちよく晴れた、東京です。夏休みが終わった後に上向きになってきた仕事や勉強の効率も、9月に入ってから連休や飛び石連休が続きいまひとつ本調子になり切らない感じがしていますが(苦笑)、みなさんいかがでしょうか?


さて、先週の土曜日。辰巳先生宅に名古屋から熊本まで医師や看護士、栄養士の方々たち30名近くの方々が集まりました。緩和ケアや介護などに携わる有志が呼びかけて実現した、特別講習会です。"緩和ケア"は帰宅後調べたところ、以前は主に末期癌などを対象に行われていたそうですが、今は癌の初期や、癌以外にもその対象が拡がっているのだそうです(Wikipediaによる)。国立がんセンターのHPには、日本全国で緩和ケア病棟を持つ188の病院がリストアップされています。思ったよりも身近な存在になっているのかもしれません。



この日のスタートは、10:30。午前中は、交流会。3種類のお茶(びわ・スギナ・カモミール)やお菓子をいただきながら、参加者同士が体験や思いを語り合いました。食べたものを消化して排泄できない人でも口からものを食べるという行為が尊厳を保つことにつながるという話や、辰巳先生の本を読んだ九州の方が病に伏せっておられた教会の方にスープを作り届けられた話など、食べるという行為が笑顔や生きていることを実感することにつながっている事例が何件も紹介されました。同時にスープという食べ物がもつ可能性は、健康な自分が考えているよりもずっと幅広いのではないかと感じます。何か自分たちにできることのヒントがあるのではないかと、思わずにはいられません。これから何回か、この時のご紹介をしていきたいと思います。