対談:『本当の“美味”とはなにか?』〜若い世代に伝えたい“日本の「食」”〜


みなさん、おはようございます!東京は久し振りに、朝からの晴天。青空と鳥の声が気持ち良いです。

さて、すでにご存知の方も多いかと思いますが、辰巳先生の対談が東京であります。

日 時 :2009年6月15日(月)15:00〜
場 所 :紀伊国屋サザンシアター(新宿南店7階)

紀伊国屋書店の「学市講座」と小学館の「大学はおいしい!」というフェアに連動した、企画のようですね。ですので、タイトルにあるような対談のテーマが設定されているようです。ちなみに、11階の催し物会場では、全国の大学がその土地に関連した食材を使って作った食べ物・飲み物・調味料を持ち寄ったコーナーができるようです。イートインコーナーもあるということですから、関心のある方は、ぜひ。チケット購入も含めて、詳しくは、こちらまで。いかれた方がいらっしゃいましたら、よろしければ感想など、教えてくださいね。


さて、前回、ペシャメルに取り組んでみる!と宣言してしまいました。昨日、無事、第一回目の取り組みをしました。野菜や肉ではなく、粉やバターや牛乳だけが相手ということで、いつになく緊張してました。隣で話しかけられても、「悪いけど、後にしてくれない?」という有り様でした。この歳になると、最近新しく登場したものを除くと、”生まれて初めて体験する”というものは減ってきます。しかし、ペシャメルは、その貴重な体験。会社の仕事では味わえない、全感覚総動員です。結論からすると、面白い!小さい頃に林や森に入って、植物や虫のあれやこれやに、夢中になった頃に、通じるものがあるように思います。
なぜ、粉はあんなに大量の牛乳を吸い続けられるのか。淡い枯れ草色のような、粉とバターが、牛乳を吸った瞬間は白くなるのに、練っているとまた色が戻っていくのはどういうことが起きているのか。などということも思いましたし、どうして18cmの鍋を、それも片手鍋を用いるべしと辰巳先生が言われたのか。あるいは、餅と羽二重餅の違いや、さらさらになる…というのはどういう手応えの違いか、などは講義を言葉として聴いていただけではわからないものだな〜とか。練りながら、なぜへらはこう持ちなさいと言われていたかを思いだして納得したり、先生はどうして木べらを削られたのかも、想像できました。
何年か前に、生落花生を頂いた時に、じーまみ豆腐を作った時に、ひたすら練っていたことも途中で思いだし、”あの時も、そういうことまで考えながらやっていたら、もっと楽しかっただろうな〜”などと、考えたりもして、とても濃い時間を味わいました。同時に、”あぁ、教室に来られている方の何人もがすでにこういうことを体験されているのだ”、ということも。きっと、ぼくが気がつかなかった発見をされている方も、いらっしゃるのでしょうね。よろしければ、どうぞお聞かせ下さいね!