何かを伝えるということ〜2011年7月27日の厚生労働委員会・参考人説明から

みなさん、こんにちは。
梅雨末期のような気圧配置で、新潟から福島を中心に大雨でかなりの被害が出ています。およそ二ヶ月分の雨が、たった一日で降った換算になるというのですから想像が出来ません。その、大量にまとまった水のすごさ。画面を見ていると、思わずフラッシュバックであの日の映像がよみがえリ、身体が震えそうになります。予報ではこの雨の地域が、東海や関東に拡がるようです。みなさん、くれぐれもお気をつけ下さい。


書かねばお伝えせねばと思っていることはいつもあるのですが、頭と指がつながらず申し訳ありません。でも、これだけはお知らせせねばとと思うことが。
7月27日に、東大のアイソトープ総合センター所長の児玉龍彦氏が、衆議院厚生労働委員会で行った参考人説明です。インターネット上には、画像も、書き起こしもあって、注目されているのですが、TVや新聞で取り上げたところがあるのかどうか分かりません。ですから、ご存知ない方も、もしかしたら多いのかもしれません。どう考えるかは、一人一人が判断することではありますが、あとから知ったのでは意味がない重要なことが、いくつも含まれているように思います。

・今回の原発事故は、どのようなものとして捉えるべきなのか
・今後どのような健康上の被害が予測されるのか
・早急にすべきことと、恒久的に行うべきことを分ける必要があること
 なかでも、子供への対応は直ちに行うべき必要があること
・法律の改正も含めて、国会が今すぐすべきことは何か

以上のようなことが、最新の研究成果も踏まえて、しかも分かりやすく説明されています。書き起こしを読まれるだけでなく、ぜひ一度映像をご覧下さい。

書き起こしたものは、ここに

説明に際して配付された資料は、こちらに

※7月31日追記
どのような理由か分からないですが、YouTubeから削除されてしまったらしいです。ですので、ご覧になるにはこちら(衆議院TV)から、どうぞ!
2011年7月27日、厚生労働委員会、発言者:児玉龍彦と入れると出てきます。

※8月5日追記
児玉龍彦氏が、国会での限られた時間の中で伝えきれなかったことを話されている対談があります。今日15時からインターネット中継で行われたものです。ぜひ、こちらも。参考人説明では分かりにくかった部分も解説されています。

Video streaming by Ustream


稲藁から牛肉に限らず、あの日以降、本当のことは後で知らされることがいくつも続いています。そしてこれからも続くのだと思います。そのような状況で、自分のためや周囲の人のために、出来ること、自らに課すべきことは何か。変な例えになってしまいますが、壮大な卒業試験のようなものを課せられているような錯覚を覚えます。