寒中お見舞い申しあげます

昨年から、冬らしい日が続いています。
みなさん、2012年はどのように迎えられていますか。
自分はと言えば、クリスマスに続いて三が日にまた風邪をひいてしまい、この連休でようやく復活。さっそく白隠元を煮て、ほっこり。みなさんもどうぞ体調にはお気をつけ下さい(…説得力ないですね)。そんなこともあって、毎年悩みつつ減らしてきた年賀状を、出さずじまいのまま(失礼どうぞご容赦下さい)。


旧年中は、「あれもお知らせしよう」、「このことも、書こう」と思うまではいいのですが、実際にここに書き込むに至らないことも多々あり、間が空いてしまいました。何か更新されているかな…と覗いていただいたのに前のままでがっかりされた方もいらしたかもしれません。すみません。
今年は、教室のことはもちろんですが、もう少し幅も拡げつつ、いろいろな情報をお伝えしていければと思います。みなさんが見つけた情報も、ぜひ教えて下さい。


さて、年末年始を家ですごされた方は何か用意されましたか? 僕は二日がかりで煮しめと黒豆、田作りを何とかつくりあげることが出来ました。あの、8種類を二つのグループに分けた辰巳先生の”煮しめチャート”をみながら、一度予習。田作りを煮しめの前に作ることに気が付いてほっとしました。そうそう、できあがった煮しめを入れておく容器が足りなさそうだったので買い足したまではよかったのですが、恐れていた通りすべてを冷蔵庫に入れることは出来ず玄関(…ここが一番冷える場所なんです)に置いておく羽目に。それにしても、グループにせず、バラバラと作ったらいったいいくつの鍋類が必要なんでしょう。恐ろしくて、そのことは考えていませんけど。


この煮しめ、「味覚旬月」にこんな記述があるのを、作り終えてから見つけました。

一つの鍋で炊けばともすればごった煮または筑前炊き風となり、一品ずつ別炊きすれば鍋の数のみ増え、煮汁はてんでに残ってもったいないわで、主婦の頭も台所も混乱におちいります〜(略)〜「煮しめ」のような性格をもつものは、自分の一年間の台所仕事の期末テストのつもりで自分の可能性を、も一つ、ふくらませるほどの心組みで、ばたばたせず、落ち着いて取り組んでいただきたいものです。

みなさん、いかがだったでしょうか?(…自分の胸に手を当てております)


味覚旬月 (ちくま文庫)

味覚旬月 (ちくま文庫)