辰巳先生と日本歯科医師会・大久保会長の対談(2月11日)

みなさん、こんにちは。
雨水を過ぎましたが、相変わらずの寒さが続いていますが、どうやらインフルエンザのピークは過ぎたようです。明日からは少し気温が上がるらしいですね。そういえば、天気予報ではもう花粉コーナーが登場していますが、今年はいつも以上に飛散が気になります。


 2月11日、有楽町の国際フォーラムで行われた日本歯科医師会の記念シンポジウム。開会前には、制作中の映画「天のしずく」の予告編が流れていました。所々で辰巳先生の声が挟まるんですが、それが映像をピリリ…としているように感じるのは教室の光景がその中に含まれているせいかもしれません。辰巳先生と大久保会長の対談の様子をメモから少しご紹介します。


進行役の方に紹介され、登壇された先生は着物姿。まず大震災で身元確認に携われた歯科医師の方々への労にお礼を述べられました。そして、大久保会長がインタビュアーを務める形で対談は進行していきました。

"料理"とは、人のいのちを護り育てる食べ物の食べ心地を作ること、"料理をする"ことは、食材に対する知識やその他多くを五感を一気に働かせていくことです。

”こう作ったら料理が美味しくなる”ということに留まらず、文化やいのちに通じるものを意識して欲しい。伝えられてきたものの中に、文化(に通じるもの)があります。

概念から、現代の食生活への問いかけまで、幅広い話題が語られました。他の機会に伺ったお話も含めて、自分なりの整理の仕方を試みてみようと思います。それはこの日先生が述べられた中の、

生き物としてのヒトは、食べることで人になる

とはどういうことだろうか、ということです。

このことは、図のような縦軸と横軸の二つの軸で表せるのではないかと考えました。
 縦軸は自分自身。生物としての部分と、人としての部分の両方から出来ているということを表現してみました。横軸は、いろいろなかかわり合いをもつ周囲の世界です。日々の行動のなかで"五感を働かせる"ことと、その集まりが生活になっていることからなっています。
「食べる」ということを例にすると、自分自身(=縦軸)としては、”どんなものをどう食べるか”という意識や生き方の部分と、空腹を満たすに留まらず”身体を作る”という部分があるではないでしょうか。そして横軸は、”どんなものを選びどう調理するか”という五感を使った毎日の試行錯誤と、その”経験の集積である生活”からなっています。そして中央は、これら縦横四つの要素から成っているわけです。
頭で考えるだけでなく、身体を作ることも意識して、五感を働かせる機会を作ってそこから得たことを試し、また考えることを継続する…四つの要素を関連づけながら「食べる」ことで、「生き物としてのヒトは、食べることで人になる」を実現させる可能性を高められるのでは…と。


…ふう。整理するつもりで分かりにくくなってしまったかもしれません。こなれてないです(汗)。すみません。


参加されたみなさんは、どういう言葉が心に残りましたか?そして、どんなことを思われ、考えられましたか?ぜひ教えて下さいね!