第5回「優しさを考える会」

みなさん、こんにちは。
梅雨空と夏が行ったり来たりしているような東京です。かなり蒸してきましたね。「夏本番を迎え撃つような食事を」という辰巳先生の声が聞こえてくるようです。


先週の日曜日、四ツ谷カイロス会「優しさを考える会」が予定通り、開かれました。辰巳先生をはじめ、80名近い会員の方に参加いただきました。

今回の講演は、上智大学の竹内修教授。「優しさ…と聞いた時に、浮かんできた」と宮沢賢治八木重吉の詩を引用されながら、ホワイトボードを使い、分かりやすい講義を聴いているような雰囲気の中でお話いただきました。


自分にとって大切な言葉や、好きな話を三つあげてもらい、それを思って毎日を過ごすことで、そういう人に変わっていける…という、高校での話など、いくつもある印象的なお話の中で、個人的に特に印象に残っているのは、次のことです。

分析したり解釈するものと、味わい感じるものがある。例えば詩は、味わうものであって、(どのような味わいであったかなどを)解釈するものではないのではないか。

「○○とは、何だろう、どういうことなんだろう?」 そんなことを"考える"とき、僕はたいてい頭の中で、分析や解釈をしているようです。言葉にすることは大事だけれど、正解はどれか…ということになってしまうと、かえって遠ざかってしまうことは、確かにありそうです。


全体を通じて、感じたのは「ものごとの捉え方や考え方」。竹内教授の専門である神学は、哲学とも通じるものがあるのだと思います。それらを下敷きにして、考え方というものを教えていただいたように思います。


参加してくださったみなさんは、何を持ち帰られましたか?