いつものことの中に

みなさん、こんにちは。
昨日一昨日と久し振りに青空で、暖かかった東京です。今朝の天気予報では、今日はもう下り坂とか。。。
さて、1月10日の会ですが返信葉書が戻りはじめています。このブログを訪問して下さる方も増えてきました。ありがとうございます!ただ、鎌倉教室のみなさんへは、お詫びがあります。ご案内の発送が、予定より少し遅れてしまいました。申し訳ありません。今日辺りからお手元に届くと思いますので、今しばらくお待ちいただけますでしょうか。。。


さて、11月8日の教室の冒頭、先生がこんなことを言われました。

蕪をおいしく食べるためだけに、皮を二度剥くことをお教えしてるんじゃないんですよ。

そのあとに続いたのは、素材を選び向き合うこと、料理することは毎日のそれ以外の様々なこと(例えば、人間関係)と根底に通じ合うものがある…ということでした。きっと辰巳先生は以前からそのような話を折りに触れてして下さっていたのだと思います。でも悲しいかな自分を思い返すと、初めのうちは材料を選び、切り、蒸らし炒めし、ミキシングして…という順番や段取りに追われてしまい、その意味を考えるところまではなかったように思われます。遅まきながら週末に自分でなんとかあれこれ作るようになって何年かが過ぎ、そのような手順にある程度慣れ、ようやく今日の言葉が入ってくるようになった気がします。


続いて口にされたのは、切る、あるいはへらを動かす、というような"動作"への意識。

料理は、自分の呼吸を無視してやったら決していいものにはならないですよ。例えそれが、プロの料理人でも。

。。。文字だけでは先生がいわれた時のニュアンスまでお伝えできないかもしれないと思う気持ちと、一方で教室を経験されているから想像してもらえるはずという思いの両方が、交錯しています(笑)。この呼吸については以前、みなさんの試食分を作るために人参を切っていた後ろ姿から、"力が入りすぎてる"と指摘されたことがありました。その時、この呼吸を意識することを教えてていただいたのですが、それまで料理の時に呼吸のことなど考えたことはありませんでしたので、驚いたことを覚えています。その後、呼吸に気を配ると、肩や腰の痛みが軽減されるように思います。あ、正確には"気を配れた時"の方が、ですが(苦笑)。


それではみなさん、よい週末を!