長く伝えられ、残るもの。

何百年もの時を越えて、今に伝えられ、残り、守られているものは、どういうものなのか。

先日、アメリカの大学教授になっている日本人の方の話を聞く機会がありました。芸術と科学の橋渡しの部分がその方の研究されている領域なのです。そして、こんなことから話をはじめられました。フィレンツェに残る数々の芸術を例に挙げられていました。

芸術といえども、それがつくられた(直接の)きっかけはスポンサーの"欲望"であることは決して珍しいことではなかったでしょう。でも、そういう生々しいものによって作られたかもしれないものの"ほんの一部分”が、時を経て残っている。残っているものと消えたものの違いは、普遍的なものだったかどうかではないか…その人は自らの考えをそうまとめられました。

まだうまくまとまっていないのですが、このことは「優しさ」を考えることに、どこか共通したものがあるような気がするので、メモしておこうと思います。さて、みなさんはどんなきっかけや切り口から考えはじめていらっしゃるのでしょうか。。。