ポタージュ・ボン・ファムを、毎朝いただける宿

みなさん、こんにちは。
秋らしい晴天が続いた東京です。梅雨入り前の天気が悪く、晴天が少なかったことから思えば、秋晴れが続いて気持ちがいいのですが、何かしっくり来ないものも感じます。ここのところ、今まで知っている状態とは違う”異常なこと”が、日常化しつつあるせいかもしれません。例えば「夕立」は、「ゲリラ豪雨」に置き換えられてしまったような気がします。今日のニュースでは、ニューヨークで観測史上初の10月の雪で、既に3cmの積もったとか。


同じ変化でも、毎朝辰巳先生のレシピで作られたスープがいただけるようになったら…。こういうことなら大歓迎ですよね。実は、朝食に辰巳先生お墨付きのボン・ファムが用意されているホテルがあるんです。先月行ってきましたので、遅くなりましたがご報告します。


ここ2〜3年に鎌倉教室に通われた方は、教室で先生をサポートする頼もしいシェフがいらっしゃるのをご存知のことと思います。田中秀典シェフ。高知パレスホテルの総料理長であると同時に、スープ教室に優れた高知の食材を紹介して下さる方でもあります。5月の「味わう会」での一品、浅蜊コンソメに使ったのも高知のものを手配していただいて、実現したメニューでした。

この田中シェフが腕を振るうこのホテルの朝食は、高知県内の野菜や魚介を各地から取り寄せて作られたビュッフェ形式。有名な高知のトマトはもちろん、季節の色とりどりの野菜が沢山ならんでいて、どうしても野菜が足りなくなりがちな旅行中の食事には頼もしい。そしてちゃんと出汁が取られた美味しい味噌汁などビュッフェ形式の朝食としては、とても質の高いものになっていると思います。ここにボン・ファムが加わっていたのです!実は昨年初めて訪れた時に、ランチメニューに辰巳先生のスープが用意されているのを発見したのですが、これが朝食にも拡大したということなのでしょうね。


辰巳先生のクレソンのポタージュが洋朝食に供される宿として、湯布院・玉の湯が知られています(…まだ伺ったことはないんです)が、ボン・ファムをセルフサービスでいただける朝食は、今のところ他にはないんじゃないでしょうか。最近、自分ではボン・ファム作っていなかったこともあって、思わずもう一杯! 日本広しと言えども、辰巳スープのお代りが出来るのは、ここだけですね、きっと。みなさんも、もしどこかで辰巳スープに出会われたら、ぜひ教えて下さ〜い。こちらで取り上げさせていただくかも!?



※ 高知パレスホテルのサイトはこちら