酸っぱいりんごの季節

 みなさん、こんにちは。
なかなか秋らしい日がやって来ない、東京です。代わりにやって来たのは、何やら不穏な空気です。一部TVや雑誌の煽るような報道に、知らず知らずのうちに、一年半前を思い出してしまいました。反省も込めて、今度こそ、落ち着いて見聞きし、考え、判断しようと思います。


 さて、不順なあれこれにもめげず、今年も緑色の料理用りんご「ブラムリー」の季節です。辰巳先生に教えて頂いたのは何年前のことでしたか…。昨年は不作で量の制限がありましたが、今年はちゃんと5kg届きました。しかも、丸々と大きなものばかり。このりんご、元々はイギリス生まれで、刻んで火にかけると、煮込む間もなく、あっという間に崩れていきます。ジャムにして、トーストやお菓子に使ってもよし、甘みを抑えて作り豚肉のソテーなどに合わせて楽しむもよし。紅玉の酸味が好きな方なら、きっとこの味わいが気に入ると思います。


生産地は、長野県小布施。まだ限られたものですが、少しずつ作る人が増えているとか。そして、来週末28日からはブラムリーアップルフェアも開かれるそうです。一つのりんごの種類が町興しにまで繋がっているというのは、いろいろな可能性を感じます。そして、ここまで続けて来られた方々の努力あってこそなのだと思います。


例年通りだと、10月ぐらいに浅野屋(デパ地下などにも出店している軽井沢生まれのパン屋さん)で、ブラムリーを使ったパイが並びます。気になるけれど逃してしまった方、ちょっと試してみたい方は、意外に身近なところに並んでいるかもしれませんよ♪