今月の鎌倉教室でのスープ

みなさん、こんにちは。
急に冬らしくなりましたね…と書いていて、もう12月なのだから季節らしいのだと気がついたものの、どこか違和感があるのです。日差しはまだ温かく思えますし、本格的な冬の装いではどこか大袈裟な気もします。とはいうものの、東京から眺める富士山は真っ白ですし、間違いなく昨日より明日は冬本番に近づいていますよね。みなさん、風邪やインフルエンザにはどうぞお気をつけください。


さて、来週土曜日の鎌倉教室のスープが決まりました。と言っても、食材の状態で変更の可能性もあるとのこと。今回は「鱈のブイヤベース」と、「かぼちゃのポタージュ」です。どこから見ても、こちらは冬ですね。
鱈のブイヤベースは、スープの手ほどき・洋の部にこうあります。

たらのブイヤベースは、和洋の食文化が原点において誠に心地よく、目立たなく合体した成功例であると思う。…注意事項は、たらの産地と、そうでないところの魚身の下処理である。産地でないところのたらはかならず、皮を包丁の先でしごき、においを除く。

先月のけんちん汁に続き、このスープも初めて口にした時は衝撃的でした。二度三度と重ねても新たな発見があります。どうぞ、お楽しみに!あとは、海が荒れないことを願うのみです。

辰巳芳子スープの手ほどき 洋の部 (文春新書)

辰巳芳子スープの手ほどき 洋の部 (文春新書)