辰巳先生の連載が掲載されています〜「ミセス12月号」

みなさん、こんにちは。
季節というのは、気候や天候はもちろん、いろいろなことから感じます。星座の主役も入れ替わり、雲の高くなったように思います。毎月取っている野菜セットも、葉物が減って根菜が増えてきました。身体もどうやら茄子やトマトよりも、大根や蓮を、おいしいと思うようになってきたようです。


さて、今年1月からミセス誌で連載が始まった「辰巳芳子の<いのちを慈しむ、粥とスープ>」。書店に並んだばかりの12月号は、もう半歩先の季節を感じる数々が載っています。
蜆でコンソメ!と思いながら、それで炊かれた玄米粥に見入り、牛のコンソメ(先月の鎌倉教室で作りましたね)が葛で引かれていることに自分の頭の硬さを実感しながら、ごくんと喉を鳴らしています。


教室に通い、先生のレシピを味わうようになって驚くことの一つに、知っていると思っていたものが、別種の食べ心地や味わいになって現れるということがあります。それも、度々。手に入りにくい道具や、資格が取れてしまうような技術がいるわけではなく、視点と工夫で変わるんです。例えば、野菜のごった煮風とは別の次元のけんちん汁。そして、身体や感覚が内から洗われるような一番出汁の葛引き粥。。。などなど。


今回の連載にも、そんな体験を予感させるお粥の数々が、湯気を立てているかのような写真とともに紹介されています。そうそう、葛が切れていたんだっけ。買ってこなくちゃ。

ミセス 2015年 12月号 [雑誌]

ミセス 2015年 12月号 [雑誌]