白いエプロン

ガスパチョは火を使わないから、いつも以上に手を洗うことはもちろん、まな板などの器具はすべて熱湯で消毒しなくちゃいけないわね」
「(ガスパチョの浮身を刻むなどは)丁寧にやることはもちろん大切だけど、だからといっていくら時間がかかってもいいわけじゃないのよ」



早いもので、今年も5月も残り少なくなりました。今月の鎌倉教室は「ガスパチョ」と「鶏のスッポン仕立て」。火を使わない"食べる"スープと、シンプルな和の汁もの。準備作業は、いつもより少なめですが、どちらも比較的直ぐにできあがるもの。教室のみなさんに両方の試食用スープを素早く出せるように、裏方は逆にてんてこ舞いでした。そんな中で、誰が言い始めるでもなく、自分が刻んでいる言葉がいくつも口に上っていました。


2011年5月25日。この日を忘れることはないでしょう。