今月のスープ@鎌倉教室


みなさん、こんにちは。
早くも2017年が中間に近づき、少々焦り気味です。毎度のことながら、何でこんなに時間の流れを速く感じるんでしょうか…などと思っていたら、梅雨入りしてしまいました東京です。それでも教室のある土曜日は、晴れで気温32度の予報となっています。どうぞみなさま、教室で習った汁物などで梅雨を迎え撃ちつつ、お集まり下さい。


今回のメニューは、「鶏の水炊き」「玉ねぎのグラッセ」「茄子のシシリア風」です。マガジンハウスからでている次の二冊をご覧下さい。以前出版されていた「いのちをいつくしむ新家庭料理」にも、水炊きとシシリア風は出ていますので、そちらをお持ちの方は比較されるとよいかもしれません。

辰巳芳子の「さ、めしあがれ。」 (クロワッサンBooks)

辰巳芳子の「さ、めしあがれ。」 (クロワッサンBooks)

辰巳芳子の野菜に習う (クロワッサンBooks)

辰巳芳子の野菜に習う (クロワッサンBooks)

いのちをいつくしむ新家庭料理 (クロワッサン)

いのちをいつくしむ新家庭料理 (クロワッサン)

今月の鎌倉教室は…

みなさん、こんにちは。
沖縄では梅雨入り間近ですが、東京は一気に夏のようです。
こんな日は、「夏を迎え撃つためには…」という辰巳先生の言葉が頭をよぎります。


さて、今月の教室では「ガスパチョ」と「豌豆のけんちん汁」が取り上げられます。メニューも、初夏から夏ですね。
ガスパチョはこちらを

スープ日乗 鎌倉スープ教室全語録

スープ日乗 鎌倉スープ教室全語録

豌豆のけんちん汁は、例えばこちらを
あなたのために―いのちを支えるスープ

あなたのために―いのちを支えるスープ

参照されてみてください。


焼味噌、つくられていますか?

みなさん、こんにちは。
 土曜夜からの雨も朝にはあがって、気持ちのいい青空の日曜日となった東京です。この季節、街歩きが楽しいです。名残の八重桜から満開のツツジ、小手毬、山吹、花水木、藤に紫露草…色とりどりの花はもちろんですが、柿に紅葉に小楢などの透けるような若葉が、陽の光にきらきらと踊っています。みなさんご近所には、どんな春が訪れていますか?


 さて。今月の鎌倉教室で、先生が八丁味噌を使った新たな焼味噌を紹介してくださいました。詳しいレシピは載せられないのですが、早速つくって気付いたことがありますので、みなさんにご報告を二つ。


一つめは、「非常食にあらず」。どうしても、時間がない時の間に合わせだったり、非常時のためにつくり置くという意味合いで捉えてしまいがちな焼味噌。もちろんそういう用途には向いているのですが、日常でも意外に出番がありそうです。例えば今週、出張先に持っていきました。朝食付きのホテルも多いのですが、出張が続くとどうしても食傷気味になってしまいます。いつもそんなに量を食べないのにあれこれ選べてしまいますし、味付けの濃いものも多い。で、はたと気付いた。焼味噌を持っていって、味噌汁にすればいい!
大正解でした。これがあるだけで、満足感がぐっと増しますね。パンやお弁当で会社の昼食を済ませる時にも、活躍してくれそうです。


二つめは、5年熟成八丁味噌の味。八丁味噌というと、その独特の味わいに敬遠気味の方もいらっしゃるかと。教室で販売されていた5年モノは、穏やかな味わいで全体のバランスがとてもよい。これはよいものを教えていただきました。


信長、秀吉、家康。三人とも、八丁味噌の文化圏出身なんですよね。特に、当時の平均寿命よりずっと長命だった家康は、生涯を麦飯と豆味噌(八丁味噌)の汁を欠かさなかったとか。現在製造は二社のみとなってしまった八丁味噌。改めて身近に置いて、いただく機会を増やそうと考えています。みなさんも、ぜひどうぞ〜!


 

次の鎌倉教室は…

みなさん、こんにちは。春を実感できる日が少ないままに三月が終わってしまったような東京です。東京と一口にいっても様々で、桜の花も先行するのが靖国神社。ここの桜が標準木なので、ニュースで「東京の桜は…」という時はその咲き具合です。因みに、千鳥ヶ淵ではこれからです。


さて、8日は鎌倉教室です。今回は、お粥と、非常時にも心強い一品です。「小豆粥」「鰹節のでんぶ」「焼き味噌」「ぬちぐすい(かちゅーゆ)」です。季節の変わり目、小豆は助かりますね。鰹節のでんぶや、焼き味噌は、もう一品という時でも、疲れて今日はあるもので、という時にも心強いもの。


小豆粥やぬちぐすい(かちゅーゆ)は、例えばこちらを。

続 あなたのために お粥は日本のポタージュです

続 あなたのために お粥は日本のポタージュです

焼き味噌はこちらが詳しいですが、夏物を使った例なので、同じものかどうかは分かりません。
スープ日乗 鎌倉スープ教室全語録

スープ日乗 鎌倉スープ教室全語録

お楽しみに♪


教室で使っている煮干しが、渋谷・ヒカリエに!

みなさん、こんにちは。
今年もあと一ヶ月ですね〜と言っていたと思ったら…あぁぁ。しなければならないことが、どんどん浮かびます。今週は、少し寒さが和らぐとの予報ですので少しでもやってしまえればと思うのですが、さてどうなりますことやら(^_^;)


さて、辰巳先生がずっと頼りにされている食材の一つに、瀬戸内・伊吹島のいりこがあるのはみなさんご存知だと思います。そしてここ数年、気候の影響か不漁がつづいていて大変だということも。例えば、今年は大きめのものは取れているのですが、小振りでぴかりと美しく輝く”銀つき"は全く取れないのだそうです。ただ、だからといって鰯が全く取れないのかというとそうではないのだそうですよ。例えば、オイルサーディンに向いた脂の乗ったものは取れているのだとか。


 そんなお話を、いりこを作って下さっている「やまくに」の山下さんに昨日伺ってきました。実は、12月17日から渋谷・ヒカリエ8階のd47 design travel storeでやまくにさんで扱っているいりこ商品がたくさん紹介されているんです(ご案内はこちらに。場所も詳しくでています)。


ところでこのお店、ご存知ない方のために簡単にご紹介しますと、47都道府県の"長く続くいいもの"をスタッフの方がピックアップして並んでいるお店です。我が家で最近愛飲している奈良県の紅茶も、こちらで出会ったもの。食器やお菓子、織物から文房具までぎっしり。個人的には立ち寄ると危ないお店なのです。


[:W360:left] もうひとつご紹介を。実はこのお店には、d47食堂というお店が併設されているんです。そして、この食堂でただ今、やまくにさんのいりこで取った出汁を使ったうどん定食が提供されています〜♪ 渋谷に立ち寄られた時は、ぜひヒカリエの8階にも足を運んでみて下さいませ。


 

来週末は、今年最後の鎌倉教室です。

みなさん、こんにちは。


今年も残すところ、あとひと月…というやり取りが。早いですねぇ。夏から一気に初冬のような気候になった東京は、初雪の後一段落。名残りの紅葉や銀杏が鮮やかです。


さて、来週末は今年最後の教室です。取り上げるメニューは、「ポタージュ・ボンファム」と「椎茸のコンソメ」の二品。それに加えて、辰巳家伝来の玉子焼き・心臓焼き(久しぶりです!)が予定されています。


本格的な根菜の季節を迎え、ボンファムも味が乗るようになって来たのではと思います。また、夏から秋、あっいう間の冬への変化で知らず識らずに溜め込んでいる様々なものを流し、新たに冬を迎えるための滋養を蓄える、そんな二品です。どちらも、スープ日乗に載っています。

スープ日乗 鎌倉スープ教室全語録

スープ日乗 鎌倉スープ教室全語録

そして、心臓焼きはこちらに。初めて見る方は、驚くのではないでしょうか(^_^) 辰巳先生のレシピには、こういう一品もいろいろ。ぜひお楽しみに〜!

辰巳芳子の旬を味わう いのちを養う家庭料理

辰巳芳子の旬を味わう いのちを養う家庭料理

来週末は鎌倉教室です。

みなさん、こんにちは。
東京でこんなにいい天気が続くのは、いつ以来でしょうか。日没時には、富士山もよく見えますし、月も一番星も鮮やかです。野菜でなくとも、嬉しくなります。



さて、来週末は鎌倉教室です。取り上げるメニューは、「揚げ出し豆腐の味噌汁」と「雑穀のスープ」です。毎日でもごちそうに思える味噌汁の一品と、タネを作り置きできるスープ。どちらも、ありそうでなかなか家では出てこないものかも知れません(我が家でもであったことはないです…)が、毎日の汁物としては知っていて損のないメニューです。


「揚げ出し豆腐の…」は、新家庭料理(マガジンハウス社)にでていましたので、間もなく発売の新著に掲載されているといいのですが。「雑穀のスープ」は、例えばこちらを参考にされて下さい。

辰巳芳子 スープの手ほどき 和の部 (文春新書)

辰巳芳子 スープの手ほどき 和の部 (文春新書)

そうそう、教室で取り上げた際の手順などはこちらに詳しいですね。「雑穀のスープ」と、味噌汁で使う「煮干し出汁」が載っています。
スープ日乗 鎌倉スープ教室全語録

スープ日乗 鎌倉スープ教室全語録


秋を飛び越えて、冬が顔をのぞかせている最近。どちらも、手の中に持っていると助かる汁物だと思います。楽しみです!